こんにちは、菅原です。
日々、行政書士や税理士など士業の先生方のホームページ制作やWeb集客のご相談をいただいています。
「業務が忙しくて、ついWebは後回しにしてしまう」
「広告やホームページにお金をかけているのに、まったく反応がない」
そんなお声を聞くことが本当に多くなってきました。
実は、ほんの少しの“見せ方”を変えるだけで、反応率が大きく改善するケースもあります。
今回は、とくに成果に直結しやすい「導線設計」の実例をご紹介しますので、ぜひご自身のサイトと照らし合わせながら読んでみてください。
なぜ問い合わせが来ないのか?—3つの典型的ボトルネック
ヘッドコピーが“誰向け”かを示していない
行政書士の先生のサイトをサンプル100件分析したところ、トップの見出しが「お客様の未来をサポートします」「地元密着で安心!」といった抽象表現のまま放置されているケースが73%にのぼりました。検索ユーザーは「相続 行政書士 東京」のような具体キーワードで訪問します。ヘッドコピーに業務名と地域名を含め、「誰のどんな悩みを解決する事務所なのか」を3秒で伝えることが第一歩です。
信頼材料が不足し不安を増幅させている
オンラインで初めて士業を探すユーザーは、対面よりも情報の非対称性を感じています。「国家資格」「所属会番号」「顔写真」「実績件数」「メディア掲載歴」といった第三者証明がないと、問い合わせフォームに個人情報を入力するハードルは上がる一方です。とくに相続や許認可のようにリスクが高い業務では、専門性と実績を数字で示すことが欠かせません。
CTAが埋もれてクリックされない
「問い合わせはこちら」ボタンがページ最下部に1カ所だけ、かつ無彩色──これではユーザーの視線が届きません。人間の視線は上部→左→右下へ移動するF/Zパターンを描くため、要所ごとにCTAを配置し、ボタン色をブランドカラーの補色系に設定してコントラストを確保しましょう。
成功事例:ビフォー/アフターで見る改善ポイント
1. ファーストビューを3要素で最適化
Before
フリー素材の街並み写真に「地域に根ざした行政書士事務所」とだけ表示。電話番号は右上に小さく、LINEボタンは非表示。結果、平均滞在時間は17秒、直帰率は68%でした。
After
「相続・遺言に強い ◯◯行政書士事務所」とヘッドコピーを刷新し、下線のように3カラムで配置:左=笑顔の顔写真、中央=資格・所属会アイコン、右=LINE無料相談と電話ボタン。ファーストビューだけで「専門性・信頼・即時相談」が視覚的に伝わり、直帰率は32%へ、平均滞在は58秒へ向上しました。
2. 権威性セクションで安心を数値化
サイト中盤に「選ばれる3つの理由」をカード型で挿入。「年間解決件数1,200件」「相談後の着手率92%」「累計顧客満足度★4.8/5」と具体数字をアイコン付きで列挙。さらにお客様の声3件を構造化データ付きで掲載したところ、ページ下部のCTAクリック率が+32%になりました。
3. CTA配置と色彩をデータで最適化
ヒートマップを用いてスクロール40%地点と90%地点に視線が滞留していることを確認し、そこへオレンジのCTAボタンを追加。さらにモバイル閲覧比率が82%だったため、追従型バナーを実装。クリック率は従来の1.7倍、相談フォーム送信数は月平均0.8件→3.2件に成長しました。


具体施策チェックリスト
■ h1 に「行政書士+主要業務+地域」を必ず入れる
■ ファーストビューのCTAはコントラスト比4.5:1以上
■ 権威性セクションはFパターンで配置(左:実績、右:写真)
■ CTAボタンは3スクロール以内に必ず出現させる
■ FAQPage schemaでQ&Aをマークアップし検索結果に展開
■ ヒートマップ×GA4で行動データを毎月確認し、文言や配置をA/Bテスト
内部リンクとリライトで長期的に育てる方法
関連コンテンツを循環させて回遊率をアップ
今回の改善記事を公開したら終わりではありません。サービス紹介ページや「電子帳簿保存法」「MEO対策」などの関連ブログ記事へ内部リンクを貼り、読者が複数ページを回遊できる仕組みを整えましょう。回遊率が高まるとサイト評価が上がり、SEO面でもプラスに働きます。
3か月後に検索順位を確認しリライト
Google はコンテンツの鮮度とユーザー行動データ(滞在時間・クリック率)を評価指標に含めています。公開から3か月後に Search Console で主要キーワードの平均掲載順位を確認し、タイトル・見出し・CTA文言をテストすることで、さらに上位表示とコンバージョン率向上を狙えます。
まとめ—配置と心理を変えれば成果は伸びる
デザイン刷新や広告費を増やす前に、ユーザー心理に沿った導線設計を行うだけで成果は大きく変わります。今回の事例では、画像と文言の入れ替え、ボタン配置の追加という工数10時間程度の施策で月3件の新規相談獲得に成功しました。これは年間36件、平均単価15万円の業務依頼につながる計算です。
まずはヘッドコピー・信頼材料・CTA配置をチェックし、1カ所ずつ改善→測定→リライトのPDCAを回してみてください。
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FAQ
Q. 診断に本当に費用はかかりませんか?
A. 一切かかりません。診断結果をご覧いただき、改善サポートが必要と感じた場合のみご連絡ください。
Q. どのような情報を送ればいいですか?
A. トップページURL、主要業務、ターゲット地域、集客上の悩み(例:相続問い合わせが少ないなど)を簡潔にお伝えください。
Q. LP診断後に強引な営業はされませんか?
A. U-praのポリシーとして、無理な売り込みは行いません。改善案にご納得いただけたらご相談ください。